退院を拒否する家族

患者さんの中には、その方の病状などについてご家族の理解がうまく得られていないことがあります。

入院すると普段と勝手の違う生活にストレスが溜まり、誰もが自宅が恋しくなり、患者さんによっては自宅での生活が可能なレベルになるとすぐに「帰るから、自宅に連絡してくれ」とおっしゃる方がいるのですが、ご家族の理解が得られていないと、受け入れを拒否されることもあるのです。

こういった場合、看護師は「ご家族があなたの退院を拒否しています」などと伝えることも出来ず、ひたすら言葉を濁して希望を持たせることしか出来ません。

また病院側の問題としても、基本的に患者さんの病状がある程度良くなれば、極力早く退院してもらわなければ、次の患者さんが待っています。

病気の治癒には患者さんの本人の努力はもちろんですが、ご家族の理解もとても重要な要素です。

いくら病院である程度まで良くなっても、自宅での生活や社会生活を充実させるレベルまで持って行くにはやはりご家族の協力は必要不可欠なのです。